東北地盤の北都銀行と荘内銀行を傘下に持つフィデアホールディングス(HD)は1日、電力小売事業を担うフィデアエナジー(秋田市)を設立した。全国の地銀で初めての電力小売り参入で、2026年度にも民間企業や自治体へ販売する。再生可能エネルギー発電を通して地域の脱炭素に向けた支援体制を構築する。

新会社の資本金は2500万円で、フィデアHDの完全子会社となる。本社は北都銀本店内に置く。フィデアHD営業企画部GX室長の佐藤貴幸氏が社長を兼務し、フィデアHDと北都銀から1人ずつの出向者で構成する。

24年度内に小売り電気事業者としての登録手続きを済ませ、早ければ25年4月にも電力販売を始める。当面はフィデアHDの子会社へ販売する。

【関連記事】

  • ・フィデアHD、安価な電力で東北電に対抗 地銀再編は意欲
  • ・フィデアHD、風力電気を「地産地活」 小売事業に参入
  • ・フィデアHDが電力小売り参入 地銀初、子会社で
地域ニュース

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。