3日から中国を訪れている経済同友会の新浪代表幹事は4日、北京の人民大会堂で韓正国家副主席と会談しました。

この中で、韓副主席は「経済同友会が経済・貿易分野でのかけ橋としての役割をさらに発揮し、両国の協力を積極的に推進することを期待している」と述べました。

また、新浪代表幹事は「日中関係は切っても切れない関係、絆があり、友好関係や交流を深めるべく、まい進していきたい」と述べました。

中国では景気減速に加え、スパイ行為に関わったなどとして日本人が当局に拘束されるケースが相次ぎ、日本企業の間では、中国への出張や投資を控える動きが広がっています。

会談では、新浪代表幹事から人的交流の活性化に向け、日本人に対する短期滞在のビザを免除する措置の再開や、法律や規制などの透明性のある運用など、ビジネス環境の改善を求め、これに対し韓副主席は前向きに対応する姿勢を示したということです。

会談後、新浪代表幹事は、「中国で本当に何がしてはいけない行為にあたるのかよく分からない。ぜひとも、もっとクリアにわかりやすく、私たちが来やすい環境を作っていただきたい」と述べました。

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