三井化学が開発した細胞培養容器

三井化学は5日、iPS細胞技術を開発する京都大学発スタートアップのリジェネフロ(京都市)に投資したと発表した。投資額は非公表。三井化学が手がける細胞培養の容器の技術開発などで協業し、細胞培養関連の事業の拡大を目指す。

三井化学のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を通じて投資する。投資枠は50億円で、これまでヘルスケアや農薬分野で投資してきた。リジェネフロは京大発のスタートアップで、iPS細胞を用いた腎疾患など向けの治療薬を開発している。

三井化学とリジェネフロ、京大のiPS細胞研究所は2022年から共同で新たな治療法の開発も進めてきた。三井化学は細胞培養関連を将来の成長分野に据えており、培養に使われるプレートやデバイスの開発で連携する。

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