6日のニューヨーク外国為替市場では、アメリカ大統領選挙でトランプ氏の当選が確実になったと伝えられたことを受けて、円安ドル高が一段と加速しました。
トランプ氏が輸入品に高い関税を課す政策を掲げていることから、インフレ再燃の見方が広がり、アメリカの長期金利が一時、およそ4か月ぶりの水準となる4.4%台後半まで上昇し、ドルを買う動きが進んだためです。
円相場は一時、1ドル=154円台後半まで値下がりし、およそ3か月ぶりの円安水準をつけました。
6日の東京市場では、朝方は1ドル=151円台で取り引きされていたため、ニューヨーク市場にかけて円相場は3円以上値下がりしたことになります。
市場関係者は「トランプ氏が政権を奪還することが確実になり、市場ではその政策の実現性に関連して、議会下院で共和党が多数派を維持できるかなどに関心が集まっている」と話しています。
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