社会や環境課題の解決と投資リターンの両立をめざす「インパクト投資」を手掛けるインパクトサークル（東京・港）はベンチャーキャピタル（VC）の環境エネルギー投資などを引受先とする第三者割当増資により、3億3500万円を調達した。インパクト投資によって実現できた貧困削減や就業機会の創出などの効果を定量的・定性的に可視化するサービスの開発と販売に充てる。
インパクトサークルは2021年に設立された。今回の第三者割当増資はビジネススクールなどを運営するグロービス（東京・千代田）のファンドも引き受けている。
調達資金によって開発するサービスは25年中ごろの提供開始を予定している。販売開始から1年で導入社数100社の目標を掲げる。投資効果をわかりやすく示すことで、事業会社などが取り組む社会や環境課題の解決と財務的リターンを両立する投資を支援する。
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