リンナイは国内でハイブリッド型給湯器の販売が伸びた

リンナイが7日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比55%増の122億円だった。期初予想を7億円上回った。日本と米国で主力の給湯器の販売が伸びた。前年同期にあった給湯器の在庫調整も一巡した。中国では低価格品の比率が増え採算が悪化したが、日米市場の伸びで補った。

売上高は10%増の2121億円だった。地域別では日本が5%の増収だった。エネルギー消費量を実質ゼロにする「ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)」が広がり、電気とガスを併用するハイブリッド給湯器の販売が伸びた。米国の売上高は25%増えた。同社が手掛ける熱効率の高い「瞬間式」給湯器が市場に浸透した。

25年3月期の業績見通しは従来予想を据え置いた。内藤弘康社長は「中国は(景気悪化で)消費者の懐に余裕がなくなってきている。給湯器も低価格帯のものに流れがちで、売り上げの勢いがなくなっている」と背景を説明した。

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