日産株は大幅安で始まった

8日午前の東京株式市場で日産自動車株が大幅安となり、一時前日比41.5円(10%)安の368.5円を付けた。7日発表の2024年4〜9月期の純利益は前年同期比94%減の192億円となり、嫌気した売りが出た。

業績不振を受け世界生産能力を2割減らすほか、9000人の人員削減を実施するなどの7日の発表に対し、先行きの懸念が広がった。

日産は主力としてきた米中市場で苦戦している。米国では人気が広がるハイブリッド車(HV)を投入しておらず、新車販売が想定を下回る。北米市場の4〜9月期の連結営業損益は41億円の赤字だった。

野村証券の木下寿英氏は日産の4〜9月期業績について「想定以下の着地」とし、「第一印象はネガティブ」と指摘した。

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