ベンチャーキャピタル(VC)のHeadline Asia(ヘッドラインアジア、旧インフィニティ・ベンチャーズ)は新たに5号ファンドを立ち上げた。運用額は1億8000万ドル(約275億円)を見込む。日本とアジアでフィンテックや電子商取引(EC)、エンタメ分野などのスタートアップに投資する。
日本のスタートアップがアジアなど海外市場に進出しやすくするために政府系ファンドを誘致した。産業革新投資機構(JIC)や韓国、台湾の政府系ファンドのほか、金融機関や国内外の事業会社から出資を受けている。
日本や台湾、韓国、香港、東南アジアでアーリーと呼ばれる初期段階のスタートアップを投資対象とする。運用期間は10年で全体で40〜45社、年間約15社に新規で投資する。1社あたりの投資額は初回投資100万〜500万ドル、追加投資で300万〜500万ドルを想定する。
既に運用を始めており、24年上半期までにライドシェア事業を手掛けるnewmoなど12社に投資している。これまでのファンドではクラウド会計ソフトのfreee(フリー)やウェルスナビに出資した実績がある。ヘッドラインはアジアや北米、欧州など4地域でファンドを運営している。
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