ウエルシアホールディングス傘下のウエルシア薬局（東京・千代田）は8日、顧客や従業員の情報が流出した可能性があると発表した。偽の警告画面を通じて遠隔操作ソフトをインストールさせられる「サポート詐欺」による不正アクセスを受けた。氏名や住所、購入商品などの顧客情報は3万9805人分が流出した恐れがあるという。
漏洩した疑いがあるのは公式通販サイト「ウエルシアドットコム」の顧客情報（退会者も含む）に加え、ウエルシア薬局やグループ会社の従業員の氏名やメールアドレスなど931人分。情報が漏洩した可能性がある顧客には個別に連絡しているほか、不審なメールなどを受け取った場合は開封せず削除するよう呼びかけている。
ウエルシア薬局によると、10月24日に同社従業員がサポート詐欺のウェブサイトに誘導されて遠隔操作ソフトをインストールした。11月8日時点で漏洩の事実や被害は確認されていない。
同社は「お客様をはじめとしてご関係の皆様に多大なご迷惑をおかけいたしましたことを心よりおわび申し上げます」とコメントした。
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