ユニ・チャームが8日発表した2024年1〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比2%減の595億円だった。エジプトポンドの切り下げに伴う為替差損を計上した。前年同期にインド工場で起きた火災事故関連の保険金を計上した反動もあった。日本で大人用の紙おむつや生理用品の単価上昇などで、売上総利益から販管費を除いたコア営業利益は12%増の1035億円と最高益となった。
売上高は5%増の7220億円。地域別のコア営業利益は日本が500億円と11%増えた。新製品の発売やリニューアルに合わせた価格引き上げで、大人用やベビー用の紙おむつなどの売り上げが増えた。海外では北米や中東などその他地域が206億円と49%増えた。中東で生理用品が好調だった。アジアは東南アジアや中国で回復が遅れ、1%減益だった。
24年12月期通期は従来予想を据え置いた。売上高は前期比7%増の1兆60億円、純利益は5%増の900億円を見込む。
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