経済産業省と中国の国家発展改革委員会は9日に都内で開いた会合で、日中両国の企業や団体が脱炭素分野で計27件のプロジェクトに調印したと発表した。製造時に二酸化炭素(CO2)を排出しないグリーンアンモニアの中国国内での製造・販売を丸紅と中国の遠景能源(エンビジョン)が共同で進める。

9日に開催したのは日中間で官民協力を話し合う「日中省エネルギー・環境総合フォーラム」で、今回で17回目となる。企業関係者ら650人が出席した。

会合であいさつした武藤容治経産相は「日中連携を世界のカーボンニュートラル実現への契機にしたい」と語った。国家発展改革委の趙辰昕副主任は「グリーン・低炭素技術の共同研究などをさらに強化していきたい」と述べた。

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