ハローワーク門真は船井電機の元社員向けに説明会を開いた(11日、大阪府門真市)

東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた船井電機の元従業員を対象に、ハローワーク門真(大阪府門真市)は11日、再就職支援の説明会を開いた。求人情報をまとめた資料を配布した上で、支援の内容や雇用保険の手続きなどを説明した。今後、個別のカウンセリングも実施しながら支援を進める。

午前9時35分から始まった説明会には約30人の元従業員が参加した。参加者は説明を聞きながら、求人情報が書かれた資料に目を通した。説明会に参加した40歳代の男性は「自分でも次の就職先を探しているが、今回ハローワークで多くの求人があるという説明をもらった。ありがたい話だと思っている」と話した。

ハローワーク門真は10月下旬から船井電機の元従業員を対象に準備を進めてきた。全国から採用を検討する企業を募り、製造業や電機関連の技術職、営業や事務など約1週間で求人件数が約2000件、求人を出した協力企業は約800社あるという。追加の求人も募る予定だ。

ハローワーク門真は船井電機を解雇された従業員数が約550人いるとみている。玉野裕子所長は「離職証明書の発行に向けて船井電機と面談していく中で、企業として再就職支援ができていないことが分かり支援することにした」と話す。船井電機は10月24日、従業員向けの説明会で解雇通知を出していた。

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