ミスタードーナツの好調がダスキンの業績をけん引する(大阪府内の店舗)

ダスキンが11日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比32%増の34億円だった。運営するドーナツ店「ミスタードーナツ」における出店増などが寄与した。掃除用具のレンタルを中心とする訪販事業でも、備品の検品作業を自動化するなどコスト低減を進め、利益幅が拡大した。売上高は7%増の917億円、営業利益は33%増の39億円。

ミスタードーナツにおいてはチョコレート菓子「ブラックサンダー」とコラボして期間限定で発売したドーナツ「MISDO HALLOWEEN×ブラックサンダー」が好評で、客数や客単価も伸びたという。このほかイタリアンレストラン「ナポリの食卓」などを展開する健康菜園(群馬県桐生市)を1月に子会社化したことも増収増益の要因となった。

訪販事業ではレンタル用のマットやモップの全品に電子タグを取り付け、検品作業を自動化した。検品にかかる時間を大幅に削減したことでコスト抑制につながった。

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