大和工業は11日、兵機海運の株式を市場から買い増すと発表した。9月末時点で0.84%(議決権ベース)を保有しているが、追加取得する株式数などは未定としている。兵機海運株を巡っては、10月18日に富洋海運(大阪市)が子会社の堂島汽船(同)を通じてTOB(株式公開買い付け)を実施して発行済み株式の20%弱を上限に取得をめざすと発表した。兵機海運はTOBへの賛否を明らかにしていない。
これを受け、大和工業は10月31日に兵機海運と資本・業務提携の協議を始めることを明らかにしている。兵機海運は大和工業が国内で生産する鋼材の輸送を請け負っているほか、倉庫の運営なども担っている。
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