日産化学は純利益が10億円上振れる

日産化学は11日、2025年3月期の連結純利益が前期比4%増の394億円になる見通しだと発表した。従来予想から10億円上方修正した。半導体材料や農業化学品の販売が想定を上回る。事前の市場予想(QUICKコンセンサス、404億円)は下回った。

売上高は8%増の2450億円と計画から109億円上振れしそうだ。営業利益は10%増の530億円と、想定から30億円引き上げた。半導体材料は人工知能(AI)向けなどの先端品を中心に需要が回復し、反射防止材や多層材料の販売が好調だった。農業化学品では動物用医薬品原薬「フルララネル」などが伸びた。

同日発表した24年4〜9月期の連結決算は売上高が前年同期比12%増の1181億円、純利益は5%増の205億円だった。

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