東北電力は12日、中性子の計測機器の不具合で原子炉を停止した女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)2号機について、13日に原子炉を再起動すると発表した。発送電は19日までに開始し、発電機の出力を100%の82万5000キロワットまで高めるとしている。

営業運転については計画通り年内にも始める方針としている。

女川2号機は10月29日に再稼働したが、中性子を計測する検出器が原子炉内に送り込まれる途中で動かなくなり、点検のため11月4日に原子炉を停止した。原因は計測関連機器のナットの締め付け不足による管やナットの外れとしており、追加工事や再発防止策を実施した。

女川2号機は2011年に事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)。東日本大震災の被災地に立地する原発として初めて再稼働していた。

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