船井電機（大阪府大東市）の親会社、船井電機・ホールディングス（HD）の代表取締役に古寺誠一朗氏が9月27日付で就任したことが12日、分かった。同日までに更新された法人登記簿で判明した。船井電機HDが10月31日付で商号を「FUNAI GROUP」に変更したことも明らかになった。本店所在地は大阪府大東市から東京都千代田区に移転した。
古寺氏は船井電機HDの代表取締役を9月27日付で退任した上田智一氏の後任になる。薄型テレビが主力の船井電機は10月24日に東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。船井電機のホームページは同社の取締役の欄にも古寺氏の名前を記載している。
船井電機HDは上田氏が代表を務める出版関連会社が21年に船井電機を傘下に収めた後、23年に持ち株会社制に移行したことに伴い設立された。10月24日時点で船井電機は船井電機HDの100%子会社だった。
【関連記事】
- ・船井電機元従業員に求人2000件 ハローワークが就職支援
- ・｢船井電機の破産手続き中止を｣ 原田元環境相がSNS投稿
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
