東洋製缶グループホールディングス(GHD)は12日、貨物輸送向けに従来よりも大きい31フィートのコンテナを新たに導入したと発表した。ドライバーが不足する「2024年問題」が広がるなか、同社は鉄道貨物輸送への切り替えを進めている。貨物輸送を効率化し、温暖化ガスの排出量も79%削減する。
輸送は同社子会社で物流事業を手掛ける東缶ロジテックが担う。これまでは小型の12フィートコンテナを利用してきたが、新たに31フィートコンテナを2基導入した。輸送能力は年840トンで、東洋製缶GHD子会社の東缶興業が生産する飲料・食品用包装容器を輸送する。
全国3つの区間で貨物輸送への切り替えをすすめ、25年度中にトラックによる輸送量(トンキロ換算)を約92%削減する。トラック輸送時間も82%削減し、286時間まで減らす。
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