インフロニア・ホールディングスが12日発表した2024年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同月比50%減の81億円だった。国内の建築工事が順調に進んで増収だったが、国内の土木工事で前年同期に設計変更に伴う追加工事により利益が膨らんだ反動が響いた。
売上高は6%増の3807億円、営業利益は40%減の143億円だった。インフラ運営事業の事業損益は19億円の赤字(前年同期は2億4000万円の赤字)。24年1月に日本風力開発を買収し、一般管理費が膨らんだ。バイオマスや風力など保有する発電施設の売却時期については「来期を含めて時期を検討中」としている。
建築部門の事業損益は価格転嫁が進み黒字に転換した。
25年3月期通期の連結業績見通しは据え置いた。売上高は前期比6%増の8399億円、純利益は18%増の384億円を見込む。
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