新車販売が回復し中古車の供給が増えた

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が13日発表した10月の中古車登録・届け出台数は前年同月比6%増の57万4010台だった。3カ月ぶりにプラスに転じた。新車販売の増加に伴って買い替えが進み、中古車の流通が増えた。

自販連がまとめた10月の中古車登録台数は8%増の32万7939台だった。全軽自協が発表した同月の軽中古車販売台数は3%増の24万6071台となった。

中古車オークション運営のユー・エス・エス(USS)によると、10月の出品台数は前年同月と比べ16%増え、成約台数は19%多かった。成約車両単価は123万4千円と前年同月より16%高く、12カ月連続で前年同月を上回った。

10月の国内新車販売はトヨタ自動車が認証不正問題で販売を停止していた車種の受注を再開したこともあり、2カ月連続で前年実績を上回った。その結果下取り車両が増え、中古車の流通が増えたとみられる。

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