米労働省が13日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2・6%の上昇となり、前月(2・4%)を上回った。伸び率は市場予測と一致。前月を上回るのは3月以来7カ月ぶり。
家賃など住宅費の伸び率が4・9%上昇と前月(4・9%上昇)に続き高かった。エネルギーは4・9%下落で前月(6・8%下落)から下げ幅を縮めた。一方、食料品は2・1%上昇で前月(2・3%上昇)から鈍化した。
変動の大きなエネルギーと食料品を除くコア指数は3・3%上昇で、伸び率は前月と同じだった。
米連邦準備制度理事会(FRB)は物価上昇(インフレ)が沈静化に向かっていると判断し、9月から2会合連続で利下げを実施している。【ワシントン大久保渉】
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