記者会見する日本チェーンドラッグストア協会の池野隆光会長(12日、東京都千代田区)

一般社団法人の日本チェーンドラッグストア協会(東京・千代田)は12日、小林製薬が製造した紅麹(こうじ)原料を使った回収対象の3商品について、取り扱うドラッグストアが9日時点で全国に1万7163店舗あったと明らかにした。ドラッグストア各社は商品の回収を急いでいる。

同日の定例会見で明らかにした。池野隆光会長は影響について「健康食品の売り上げ全体が落ちている」と述べた。ドラッグストア各社は回収対象の店頭在庫を、卸などを通じて小林製薬の返品センターに送っている。

紅麹原料の健康被害を巡っては、大阪市が同成分を含むサプリメント「紅麹コレステヘルプ」など3商品の回収を命じる行政処分を3月27日に出した。小林製薬はドラッグストアや卸などの取引先に対し、対象商品の早期回収の協力を要請した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。