配車業務を担うコールセンター(徳島市)

タクシー配車システムの電脳交通(徳島市)は12月1日から、コールセンターで配車業務を担当する正社員を対象に週休3日制を導入する。半期ごとに週休2日と3日を選べる仕組みで、どちらも給与水準は変わらない。多様な働き方を用意して従業員の満足度を高め、人材の定着や採用力の向上につなげる。

同社は徳島市、岡山市、北九州市の計3カ所に、配車の司令塔となるコミュニケーションセンター(コールセンター)を持つ。週休3日制の対象はいずれかのセンターで電話対応を担う正社員約30人。約180人いる全従業員の6分の1に当たる。

週休2日の場合は1日9時間勤務で、うち休憩が1時間。週休3日では12時間勤務で、休憩が2時間となる。従業員の反応や生産性の向上具合などを見ながら、他の部門への拡大も検討する。

電脳交通は全国40都道府県、約140社のタクシー事業者から配車業務を受託している。センターへの着信件数は合計で月20万件に達するという。

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