ミニトマトの生産出荷などを手がける農業生産法人のエンカレッジファーミング(新潟市)は14日、新潟市西蒲区越前浜に完成したリーフレタス栽培施設の竣工式を開いた。国内でも最先端の技術を導入した施設で、生産目標は1日あたり約2万8000株、年間では約800万株。年間9億円の売上高を目指す。
施設はオランダの栽培技術を参考に高度環境制御システムを導入。温度や湿度管理などを徹底し、レタスを通年栽培する。種まきから収穫までの日数は約30日。施設面積は約2ヘクタールで、生産開始にあたり約20人を新規雇用した。
同施設は2023年5月に着工し、24年10月末に完成。総事業費は約30億円で国と新潟県、新潟市の支援金も活用。このうち市は「元気な農業応援事業」として7500万円を支援している。
竣工式後、報道陣の取材に応じたエンカレッジファーミングの近藤敏雄社長は「露地栽培と比べると天候に左右されることが少なくなり、通年で安定的に消費者に供給することができる」と話した。
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