Jパワーはインドネシアで水力発電を手掛けるムルヤ・エネルギ・レスタリ(MEL)社に出資すると発表した。27.23%を取得し、6カ所の権益を確保する。出資額は非公表。東南アジアでは人口増加で電力需要が伸びており、比較的天候に左右されず安定して発電できる水力発電の需要が高まっている。
ESG(環境・社会・企業統治)投資支援のSDGインパクトジャパン(SIJ、東京・千代田)との共同出資会社を通じて株式を取得した。MEL社はダムを使わず川の水流で発電する「流れ込み式」の発電所を1カ所運営し、5カ所を新たに開発する計画だ。
Jパワーの海外事業は火力発電が約9割を占めていたが、脱炭素の流れを受けて再生可能エネルギーの開発に軸足を移している。水力発電は持ち分ベースで51万キロワット分保有しており、MEL社への出資で約1.4万キロワット増やす。
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