ダイイチが23年11月に開業したすすきの店は売れ行きが好調だ(2月、札幌市)

ダイイチが14日発表した2024年9月期の単独決算は、税引き利益が前の期比15%増の14億円だった。従来予想(2%減の12億円)から一転、増益となった。23年11月に開店したすすきの店(札幌市)の好調による増収効果に加え、原価や在庫の管理徹底による粗利率の向上が寄与した。年間配当は30円と従来予想から4円積み増す。

売上高は8%増の518億円だった。特に札幌圏での売り上げが17%増となった。営業利益は7%増の19億円、経常利益は8%増の19億円。

25年9月期は売上高が前期比13%増の585億円、税引き利益は16%減の12億円を見込む。北海道からの撤退を決めた大株主、イトーヨーカ堂の店舗を承継する新店などが増収に貢献する一方で、出店費用がかさむ。

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