アメリカ連邦議会の上下両院で共和党が多数派となることが確実となったことから、14日のロンドン外国為替市場では、トランプ次期大統領が財政出動を増やす政策などを実現しやすくなったという見方が広がりました。
このためインフレが進むという懸念が強まって、アメリカの長期金利が上昇し、東京市場に続いて円を売ってドルを買う動きが一段と進んでいます。
円相場は一時、およそ3か月半ぶりの水準となる1ドル=156円台前半まで値下がりしました。
市場関係者は「いわゆる『トリプルレッド』の状況となったと伝わり、投資家の間でトランプ次期大統領の政策の実現性がいよいよ高まったと見て、ドルを買う動きが強まっている」と話しています。
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