小糸製作所は18日、社員が自社株を購入する際に支給する奨励金の上限を10%に引き上げると発表した。2025年2月から適用する。従来は5%だった。社員の努力と株価の連動性を高め、株主目線の経営を意識させる。
月額の積立額についても最大10万円に引き上げる。従来の最大2万円から5倍にする。たとえば10万円を拠出した場合、従業員は11万円分の自社株を購入できる。従業員持株会を通じ、毎月給与の10%までを充てることができる。
上限の引き上げと当時に、国内関連会社14社を含む従業員7400人に対象を拡大する。従来は小糸製作所の従業員4300人に限っていた。付加価値の高い技術開発や不良品減少など現場レベルの努力が市場価値に反映され、社員の資産も増えていく循環を狙う。
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