味の素は16日、国内主力工場の川崎事業所(川崎市)を地域住民に開放する「2024年あじ祭り」を開いた。これまで事業所近隣の住民に絞ってきたが、24年に迎えた市制100周年を記念して全市民に対象を広げた。抽選で選ばれた約2100人が来場した。
来場者は主力商品「ほんだし」の製造現場や包装工場、「味の素」の歴史や製造方法を知る施設を見学したほか、社員食堂での昼食も楽しんだ。工場敷地内をめぐるバスツアーでは主な生産商品や出荷能力などを説明した。
川崎事業所は創業者の鈴木三郎助が建設を計画し、1914年に操業を始めた。工場のある町名は創業者にちなみ「鈴木町」となっている。東京ドーム8個分の広さに3800人が働き、「Cook Do(クックドゥ)」や「クノール カップスープ」「アミノバイタル」などを生産している。
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