埼玉県内で水産物を養殖する3社は23〜24日、3社連携のコラボメニューを提供する。温浴施設の再生などを手がけるONDOホールディングス(HD、東松山市)子会社のサバ、平沼水産(上里町)のウナギ、山竹(久喜市)のウニを使用する。「海なし県」の埼玉で、陸上養殖で新たな名物を生み出そうとしている3社の情報発信にもつなげる。
「温泉サバ出荷祭り」と称して限定メニューを販売する。平沼水産の本社では23日に3種類のおにぎり(1500円)、山竹の「天然温泉森のせせらぎなごみ」(久喜市)では同日にお寿司セット(1980円)、ONDOHDの「おふろcafe 白寿の湯」(神川町)では24日にちらしずし(2480円)を提供する。いずれも10食の数量限定だ。
ONDOHDは2021年10月にサバの陸上養殖場を設置し、24年3月に子会社のさかなと(横瀬町)を設立。サバの生存率が高まり、消費者が口にできる機会が増えてきたという。
一方、22年創業の平沼水産は閉鎖型の陸上養殖場でニホンウナギを育て、23年5月には地元の上里町とも協定を結んで雇用創出なども目指す。山竹は一関工業高等専門学校(岩手県一関市)と連携し、独自の技術を活用したウニの養殖などに取り組んでいる。
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