米ホテル大手のマリオット・インターナショナルは18日、中価格帯のホテルブランド「フォーポイントフレックスbyシェラトン」を日本に導入したと発表した。25年初めにかけて大阪、名古屋、横浜などに計14軒のホテルを順次開業する。東京でも2軒開業する計画があるという。
マリオットは経営破綻(はたん)した不動産会社、ユニゾホールディングスのホテル事業を買収した米投資ファンドのKKRと提携。まず旧ユニゾの14ホテルを改装して同ブランドに衣替えするほか、さらなる展開も見込む。同ブランドの展開は、中国を除くアジア太平洋地域で初めてだという。
この日、マリオットとして日本国内100軒目となるフォーポイントフレックスbyシェラトン大阪梅田の全面開業セレモニーに臨んだアンソニー・カプアーノ社長は、今回の提携により、24年末までに30都道府県に22ブランド、111のホテルを持つことになると説明。「日本の旅行業界はかつてない成長を経験していて、質の高い、手ごろな価格での宿泊への需要の伸びにどう対応するかには、チャンスも課題もある。フォーポイントフレックスbyシェラトンは、このニーズに直接的に応える」などと語った。(西村宏治)
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