森ビルは19日、2024年4〜9月期の連結営業利益が前年同期比2.9倍の525億円で、同期間として過去最高を更新したと発表した。23年に稼働した「麻布台ヒルズ」(東京・港)や「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(同)が収益に貢献するようになり、大幅増益となった。
売上高にあたる営業収益は67%増の2087億円、純利益は2.4倍の335億円だった。麻布台ヒルズの住宅分譲が本格化したことに加え、麻布台と虎ノ門のオフィスが通期で稼働したことにより、賃貸事業が好調だった。インバウンド(訪日外国人)の増加を受け、ホテル事業も業績を押し上げた。
麻布台ヒルズのオフィスは現在7割程度が内定しており、「残り3割も既に交渉に入っている」(同社)という。25年3月期の営業利益は前期比1%増の790億円とする従来予想は据え置いた。
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