農林水産省の発表によりますと、平年を100としたコメの作況指数は、先月25日時点の全国平均で101と、前回・9月の調査より1ポイント低下しました。

この結果、農林水産省は前回時点では「やや良」だった作柄の見通しを「平年並み」に引き下げました。

都道府県別では、北海道や秋田県で「やや良」になるとした一方、9月下旬以降に収穫が本格化した宮崎県や鹿児島県で「やや不良」になるとしていて、九州や中国地方では、記録的な高温やカメムシの発生により収量の減少につながったとしています。

また、ことしの主食用のコメの予想収穫量についても前回の683万トン余りから679万トン余りに下方修正しました。

農林水産省は、収穫量は去年と比べると18万トン余り多くなるとしていて、今後の価格などへの影響が注目されます。

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