米イーライ・リリーは20日、アルツハイマー病治療薬「ドナネマブ(製品名ケサンラ)」を11月26日から日本で発売すると発表した。エーザイと米バイオジェンの「レカネマブ(製品名レケンビ)」に次ぎ、国内2例目の認知症薬となる。
ドナネマブは原因物質の一つである「アミロイドβ(ベータ)」を取り除き、早期アルツハイマー病の進行を抑制する効果が認められている。9月に日本で製造販売承認を取得した。4週に1回投与し、投与は原則として最長18カ月で完了する。
20日に薬価収載された。薬価は1瓶6万6948円で、体重が50キログラムの人で年間費用は約308万円になる。ピーク時売り上げは10年後に投与患者2万6000人、販売金額は796億円を見込む。
米食品医薬品局(FDA)はドナネマブを7月に承認した。米国での薬価は年間3万2000ドル(約490万円)だった。
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