ビズリーチと高専機構が「副業先生」の取り組みの成果報告会を開いた(20日、東京都渋谷区)

転職サイト大手のビズリーチは20日、国立高等専門学校機構(高専機構)の講師に民間人材を仲介する取り組みの実績について発表した。2022年に連携協定を結んでからこれまで全国12校で64人の民間人が講師として活動したという。

現場で働く人の知見を教育現場に還元する狙いでビズリーチと高専機構が始めた。IT転職支援サイト「ビズリーチ」で「副業先生」として公募している。累計で1840人からの応募があった。

自動車メーカーやITベンダーに勤める人材がサイバーセキュリティーや人工知能(AI)・機械学習といった科目で副業の一環として講義した。企業でのサイバーセキュリティーのインシデント対応を想定するなど実践的な内容になっている。

高専機構の谷口功理事長は20日の成果報告会で「社会の最前線で、現状を知る人に加わってもらうことで教育の質も変わってくる」と話した。今後はウェルビーイングやグリーントランスフォーメーション(GX)といった分野でも民間の講師を募集する。

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