ライフネット生命(東京都千代田区)が20-30 代の男女計 1000人を対象に10月に実施したウェブアンケート調査で、「毎月貯蓄している」人は全体の72.5%、月々の平均貯蓄額は2.4万円だった。年収が多くなるにつれて貯蓄額は増え(グラフの色が濃く)、800万円以上の人の平均貯蓄額は3.7万円。「将来に備えるため」「自由に使えるお金の半分は貯蓄に回している」などの意見があった。

一方、資産形成のための投資を毎月している人は51.1%。月々の平均投資額は2.0万円で、若い世代でも、投資よりも貯蓄を選好する傾向だ。

現在の生活に「満足」「やや満足」と回答した人は全体で44.3%。 貯蓄や資産形成のための投資額が多いほど、満足度が高い傾向がある。

「満足」「やや満足」と回答した人に、具体的に満足している項目について聞いたいところ、「家族関係」67.7%や「食生活」57.8%と答える人が多く、「貯蓄・金融資産」24.8%、「収入」16.0%と、お金に関することで満足している人は相対的に少なかった。

自身の将来が「やや不安」「不安」と回答した人が全体の83.7%。貯蓄額・投資額が多い人ほど、不安の割合は小さくなるものの、毎月5万円以上の貯蓄をしている人でも、「やや不安」「不安」合わせて79.5%に上った。

「インフレが進み賃金は増えず、日々の生活がさらにつらくなる」20代男性、「今でもぎりぎりなのに結婚や出産したら暮らしていけるのか」20代女性、「老後資金や両親の介護」30代女性など経済的な不安を吐露する人が多かった。

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