トマトは3月の低温で実がつきにくくなった

農林水産省が4月30日発表した5月の主要野菜15品目の卸値見通しによると、ニンジン、トマト、キュウリ、ピーマンが月前半、ハクサイは月後半、サトイモは月間を通して平年(過去5年平均)比の上昇率が10%を超える。3月の低温の影響で出荷が落ち込む品目が目立つ。

ニンジンは徳島県産が、2月下旬から3月の冷え込みで細くなる傾向が見られ、出荷が少ない。トマトやキュウリ、ピーマンも実がつきにくかったり肥大が進みにくかったりする影響が出ている。

ハクサイは4月に主産地の茨城県で気温が上がり生育が早まったため、5月後半は反動で品薄になる。

サトイモは既に収穫を終えている千葉県産や埼玉県産が、2023年夏の高温の影響を受けており、月全体で出荷数量が平年を下回る。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。