明治安田生命保険は、契約時に保険料をまとめて支払う一時払い終身保険の予定利率を5月から引き上げる。国内金利の上昇を受け、契約者に約束する利回りを現行の0.94%から1.1%に改める。先行して引き上げた住友生命保険や日本生命保険に追随する。
予定利率が上がると、同額の保険金を受け取るのに必要な保険料が少なくなる。例えば60歳男性が一時払い保険料1000万円で契約した場合、10年後の解約返戻金は1068万円で従来より14万円増加する。
金利上昇を受け、予定利率を引き上げる動きが相次いでいる。住友生命が2023年11月に円建ての一時払い終身保険の予定利率を1%に引き上げたほか、日本生命も24年1月に予定利率を0.6%から1%に引き上げた。
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