函館工業高等専門学校(高専、北海道函館市)は、2025年度から洋上風力に関する履修コースを開講すると明らかにした。対象は3年生からで選択制とする。同校の生産システム工学科や社会基盤工学科で展開している洋上風力に関連した基礎科目を横断的に学べるようにする。
定員は10〜20人程度を想定。具体的な講義内容などは検討中だが、波の性質などを学ぶ海岸・海洋工学や、送電について理解を深める電気エネルギー輸送といった科目などを履修する。基礎を学んだ後、海上気象予測や装置の設計・施工など洋上風力に特化した科目を学ぶ。就職に向けたインターンシップや業界セミナーも充実させる。
北海道は風力発電の立地で注目を集めている。函館高専が位置する道南部は、檜山沖など複数箇所が国から指定されている着床式洋上風力発電の「有望な区域」となっている。
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