国内の主な食品メーカー195社を対象にした帝国データバンクの調査で、5月に値上げされる食品は417品目となり、前の年の同じ月と比べて(2023年・837品目)50.2%減少しました。
品目数の減少は5か月連続です。
一方、値上げの要因をみると、猛暑や干ばつをはじめとする世界的な天候不順で、コーヒー豆やオリーブが不作となるなど、原材料の高騰が大半を占めています。
品目別では
▽コーヒーやペットボトル入りの水など「酒類・飲料」が最も多く、全体の6割余りを占めたほか
▽オリーブオイルを含む「原材料」では、値上げ率が50%を超えるケースも目立つということです。
調査会社によりますと、ことし1月から10月までに値上げされたり値上げが予定されたりしている7400品目余りのうち、およそ90%で原材料の高騰が要因となっているということです。
さらに、外国為替市場で歴史的な円安水準が長期化した場合、原材料を輸入する際のコストの増加が重なり、ことし秋以降、食品値上げの品目数がさらに増える可能性もあるとしています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。