米オープンAIは66億ドルを調達した

米調査会社のCBインサイツによると、10月の世界のスタートアップの資金調達額は上位10社の合計が前年同月比2.3倍の163億ドル(約2兆5403億円)だった。米オープンAIが首位となるなど大型の資金調達があったほか、人工知能(AI)やエネルギー関連の企業が目立った。

首位はオープンAIの66億ドルだった。米半導体大手エヌビディアやソフトバンクグループ(SBG)が新たに投資し、企業価値は1570億ドルとなった。調達した資金は開発投資に振り向ける。

米アルファベット傘下で自動運転技術を開発する米ウェイモは2位に入った。アルファベットを筆頭に米大手ベンチャーキャピタル(VC)のアンドリーセン・ホロウィッツなどが出資した。

そのほかにもAIやエネルギー、バイオ分野での調達が目立った。エネルギー分野では核融合スタートアップの米パシフィック・フュージョンや次世代原発「小型モジュール炉(SMR)」開発の米Xエナジーが上位に入った。Xエナジーには米アマゾン・ドット・コムが出資しており、データセンター向けの電力供給で連携する。

AI分野では仏プールサイドや米クルーソーといったスタートアップが並んだ。プールサイドはソフトウエア開発向けのAIプラットフォームを手掛ける。

NIKKEIスタートアップ Xで最新情報を発信

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。