湖池屋は25日、金沢の甘エビを使ったポテトチップスを発売した。パッケージデザインには金沢美術工芸大学(金沢市)の学生のアイデアを採用した。参考小売価格は税抜き160円前後。全国の小売店で3カ月程度をめどに販売する。

パッケージには金沢美術工芸大学の学生が考えたデザインを採用した

湖池屋は全国各地の食材を使ったポテトチップス開発を手掛けており、金沢の甘エビを使うのは今年で5年目となる。独自のオイルや甘エビパウダーを使い、コクのある味わいに仕上げた。

パッケージには石川県の伝統的な刺しゅう「加賀繍(かがぬい)」や水引をモチーフにした2種類が採用された。デザインを担当した学生は「考えたパッケージが全国の店舗に置かれるのはうれしい。震災などで悲しいイメージもある金沢だが、商品を通じて興味を持ってほしい」としている。

記念撮影する湖池屋の佐藤章社長㊧と村山卓市長(左から4人目)

村山卓市長は「つい止まらなくなる味。金沢で海産物を食べたいと感じるきっかけになれば」、佐藤章社長は「学生が伝統文化を全国に発信したいといった思いをデザインに込めてくれた」と話した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。