トランプ次期大統領は22日、財務長官にヘッジファンド「キー・スクエア・グループ」の創業者でCEOのスコット・ベッセント氏を起用すると発表しました。

これをうけて週明け25日のニューヨーク株式市場では、ベッセント氏が規制緩和などトランプ氏が掲げる政策を推進し、アメリカ景気は堅調さを維持するという見方から買い注文が広がる展開となりました。

ダウ平均株価の終値は先週末と比べて440ドル6セント高い、4万4736ドル57セントで、最高値を更新しました。

市場関係者は「ベッセント氏の財務長官への起用は、株式市場を重視するトランプ氏からのメッセージだと受け止められた。このところ発表される経済指標も堅調で、長期金利も低下したため投資家は先行きに楽観的になっている」と話しています。

株式市場でトランプ氏の勝利や閣僚人事が好感されている形ですが、一部の専門家からは、トランプ氏が掲げる減税や関税措置などはインフレを招くと指摘されていて、政策がどういった影響をもたらすかが焦点となりそうです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。