スタートアップを支援する中部ニュービジネス協議会(CNB、名古屋市)は26日、2024年の「ベンチャー大賞」最優秀賞にQuastella(クオステラ、名古屋市)を選んだ。
同社は2019年設立。医療などで使う細胞の品質をAI(人工知能)で管理するサービスを展開する。細胞の品質管理は再生医療や培養肉などの分野で欠かせない。竹本悠人代表は「皆さんのこれからの生活に関われるよう頑張りたい」と話した。
中部経済産業局長賞に選ばれたアルム(金沢市)は、図面をAIで解析して工作機械を動かすソフトを開発する。名古屋商工会議所会頭賞のSpacewasp(スペースワスプ、岐阜市)は、植物を使った建材や家具を手掛ける。
優秀賞には医薬品開発などに使う抗体を短時間で探索するiBody(名古屋市)と、ドローンを使ったショーを運営するドローンショー・ジャパン(金沢市)が選ばれた。
最終選考に残った5社がプレゼンテーションに臨み、参加者の投票で決まった。同協会は15年から年に1度、中部の有望なスタートアップを発掘するため大賞を決めている。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。