電力大手10社の2024年3月期連結決算が30日までに出そろった。ウクライナ危機後の燃料価格高騰の一服で純損益は全社で黒字となり、東京電力ホールディングス(HD)と沖縄電力を除く8社が過去最高益を更新。燃料費高騰の影響で赤字決算が相次いだ1年前と比べ、損益が大きく改善した。中部電力、関西電力、九州電力を除く7社では、家庭向け規制料金の引き上げが業績を押し上げた。
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