IT大手のグーグルは、26日に大手商社 伊藤忠商事の子会社が運営する販売サイトを通じて、自社が品質を保証した中古のスマートフォンの販売を始めました。
2年から3年前に発売した中古のスマホの電池を新しいものに取り替えるなどして、新品で販売した時に比べて2割から3割程度安く販売できるということです。
半導体など電子部品の高騰や円安の影響などで、スマートフォンの価格は上昇が続いていて、総務省のまとめによりますと、端末1台あたりの価格は、去年の平均で8万2000円余りと、前の年より12.6%上昇しています。
こうしたなか、民間の調査会社「MM総研」によりますと、今年度の中古スマホの販売台数は315万台と、6年連続で過去最高を更新する見通しで、IT大手のアップルも、自社が認定した中古スマホの販売を行うなど市場が拡大しています。
販売を手がける「Belong」の井上大輔社長は「グーグルとの提携を通じて、より新品に近い品質にして中古スマホの価値を上げることで、市場の成長をさらに加速させていきたい」と話していました。
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