J・フロントリテイリング傘下のJFRカード(大阪府高槻市)はスマートフォン(スマホ)専業証券のブルーモ証券(東京・中央)と連携する。2026年度にも同社の株式投資アプリと連携し、Jフロントグループのカードから株式の積み立て投資をできるようにする。カードの利便性を高め、金融収益の拡大を目指す。
JFRカードとブルーモ証券は業務委託契約を結び、26日からブルーモ証券のアプリにJFRカード会員の専用画面を設けた。決済手段としてJFRカードは使えないが、26年度にも対応できるようにする。
JFRカードは大丸松坂屋やGINZA SIXなどのクレジットカードを発行しており、約130万人の会員がいる。このカードを使い積み立て買い付けができるほか、ポイントの活用機能も設ける。
ブルーモ証券のアプリは米国株と米国市場に上場するETF(上場投資信託)に投資できる。ウォーレン・バフェットなど著名投資家や運用成績の良いユーザーと同じポートフォリオ(資産構成)を形成できる機能が特徴だ。
Jフロントは24年から、大丸松坂屋以外のグループ施設であるパルコやGINZA SIXなどのカード発行元を、他社からJFRカードへの切り替えを進めている。購買データをグループ横断で分析したり、カード決済手数料の外部流出を防いだりする狙いがある。
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