ドトール・日レスホールディングス(HD)傘下のドトールコーヒー(東京・渋谷)は27日、コーヒーなどの飲料やフード商品、コーヒー豆を12月12日から値上げすると発表した。主力の「ブレンドコーヒー」はS、M、Lの各サイズともそれぞれ30円高くなる。原材料費や人件費の高騰などを受けた措置で、ドトールとしては2022年12月以来2年ぶりの価格改定になる。
全国の「ドトールコーヒーショップ」を対象に飲料やコーヒー豆など約50商品を対象に10〜450円値上げする。「ブレンドコーヒー」のSサイズは250円から280円になり、値上げ幅は過去最大という。「カフェ・ラテ」のSサイズは340円から380円にする。飲料は最大で80円、コーヒー豆は同450円高くなる。
コーヒー豆の高騰や円安を受けコスト上昇分を価格に転嫁する。23年末から24年にかけてタリーズコーヒーやスターバックスなども値上げに踏み切っている。足元では高級品種として知られるアラビカ種コーヒー豆の国際価格が13年半ぶりに最高値を更新するなど原材料高の負担が重くなっている。
ドトールコーヒーは「高品質な食材の安定調達と商品・サービスの品質向上、従業員の労務環境改善のためにやむを得ず一部を値上げする」としている。
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