丸紅は、27日に都内で記者会見を開き、柿木真澄社長の後任として、2025年4月1日付けで大本晶之常務が社長に昇格する人事を発表しました。
大本氏は55歳。
1992年に丸紅に入社し、2019年から新規事業の開発を担当する部門のトップを務めていました。
丸紅は、アメリカでとうもろこしや大豆などの輸出のほか、風力発電所の運営などを行っています。
大本氏は会見で、トランプ次期大統領による政策の転換が自社の事業に与える影響について問われると、「トランプ政権の政策がアメリカの消費などに一定程度の影響を与える可能性がある。その動向をしっかりと注視していきたい」と述べ、影響を注意深く見極める考えを示しました。
また、丸紅は電力や農業部門を強みとしていますが、それらに次ぐ収益源の確保が課題になっていて、大本氏は「次期社長としてのミッションは、丸紅を次なる高みにけん引することだ。自社の中で大きく伸びている成長事業の成功パターンを生かして新しい事業につなげていきたい」と抱負を述べました。
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