米商務省が27日発表した10月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で2・3%上昇した。伸び率は3カ月ぶりに拡大し、金融市場の予想並みだった。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は2・8%上がり、伸びは拡大した。

 米連邦準備制度理事会(FRB)はPCE物価指数を物価の目安として重視し、金融政策の判断材料としている。インフレが再び加速したことにより、12月17、18両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決めるかどうかが注目される。

 エネルギーは5・9%下落した一方、食品は1・0%上がった。(共同)

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